葉生姜と茗荷の肉巻き

 今は「葉しょうが」というらしいが、それがしの年代では「谷中しょうが」といったもんじゃがのう。その葉しょうがを豚ばら肉で巻いて炭火で丹念に焼き上げたのがこれ!
          
生姜に巻いただけに、豚肉のしょうが焼きに近い味で、しかも炭火なのでうまみが出ているんじゃ。また、茎が手で持つ串となっていてとってもワイルド。目から舌から堪能できる代物じゃ。
 次の一品も捨てがたい。昔の家の裏には必ず生えていたあの苦い茗荷じゃ。こいつを店長が下ごしらえをしてこれも豚ばら肉で巻き巻きするんじゃ。そうするとこれじゃ!
          
常連の一部からは反発の声も上がったが、それがしの舌は喜びの極みじゃった。苦味とたれの甘みのハーモニーが絶妙じゃ。ほんとうにこの薬味的青果?を肉で巻くとうまいのう。

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