職場放棄

「やってらんねえ」と捨て台詞をはき、それがし職場から逃げ帰ってしまったんじゃ。いい年こいて…
発端は根も葉もないそれがしへの中傷の伝え聞き。出社するなり同僚からそれを聞き憤りを感じ、確認の電話を中傷の中に出てくる職員に入れる。職員いわく「そんなことはありません」と否定。なんとも奇妙な中傷じゃ。それではだれがと言う話じゃが、検討はつく。今日年休を取り遊びに行ってるあの方だ。
あの方なら言いかねない。残念だったのはその中傷に踊らされている同僚たち。そんなに影響力があると思えんが、みなあの方に逆らえないようで腹が立ち、かの行動に出てしまった。
家に帰って睡眠導入剤レンドルミンを飲み布団をかぶる。午後携帯がなり出ると次長から無断で帰宅したことの原因を聞かれ、次に所長からこういうことは職場放棄で免職ものだよと諭されたんじゃ。これはありがたかった。なぜってこの老いぼれを必要としているからじゃ。しかも明日は休んで気持ちの整理をつけ、あさってからまた元気に来てくださいとも言われた。
捨てる神あれば拾う神あり…あ〜〜あ自分が情けないとつくづく思う。長いものには巻かれてしまう大人と自称する同僚から見たら「ショージイはいつまでたってもけつが青いなあ」と言っているかも知れん。でも本心は汚れた心の大人にはなっていない自分を誉めたい気分じゃ。

戦場で心が壊れて―元海兵隊員の証言

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