他生の縁

 今、NHK朝の連ドラ「だんだん」の主題歌を歌っている竹内まりやの「縁の糸」が多くの人に聴かれているのう。それがしも早々にカラオケに行って歌っちまったんじゃ。この歌のしょっぱなにある歌詞に♪袖振り合うも他生の縁♪てある。
                    
この「他生」という言葉。「多少」ではなかったのは知っていたが、「多生」とそれがしは覚えていた。早速辞書で調べてみたら、どちらでもよいらしい。大辞泉では【道で人と袖を触れあうようなちょっとしたことでも、前世からの因縁によるものだ。袖すり合うも多生の縁ともいう◆「多生」は、仏語で、何度も生まれ変わること。「他生の縁」とも書く】とあった。
          
このことわざを歌で聴いてみると、妙に説得力を持つのが不思議じゃ。この説から言えば、それがしが竹内まりやの歌を聴くことも前世からの因縁と言うことになる。また、この方とそれがしは同い年であることも何かの縁で、しかも仕事をし出して30周年も同じじゃ。

Expressions (初回限定盤)

Expressions (初回限定盤)