借犬の悪行

　それがしが疲れて家に帰って驚いた。何と借犬ポポがわれら里親二人がいない昼間、部屋の中で悪行三昧していたのが、かみさんのご注進で発覚した。今まで隠れて何かやってはいるなと薄々とは感じていたが、それはたわいもないカミカミのいたずらだった。ところが今日は別。叱られるとわかっての悪行であるから腹が立つ。

昨夜知人を家に泊めたが、その布団とシーツを朝時間が無く三つ折りにして床に置いたままにしていたところ、この惨劇にあってしまた。
　　　　　　　　　　
見たとたん言葉が出なかった。もし松田優作生きていたら「なんじゃ〜こりゃ〜！」と叫んでいただろう。それがしがずーっと愛用していた敷き布団の一つが無残にもこの状態。しかもじゃ、重要参考犬ポポは親父捜査官をあざ笑うかのように現場から逃走した。もうにくたらしいったらありゃしない。
　　　　　　　　　　
明日の朝の散歩をボイコットしてらろうかしらん。でもなあ、それによって、今度は部屋の中でオシッコとウンチ攻撃されてもなあ〜と思うと決行できんぞい。ほんと、外面のいいポポである。トホホ…。

PoPo Loouise