父が他界した

Shogy2008-01-08

昨日の父の息が止まった。それも見ているときに突然…
数え年82歳。10年前から脳梗塞の後遺症で半身麻痺状態だった。人の死を考えるに、何と最後はあっけないものなのかと思う。
青春時代は海軍航空隊予科練習生として大空を飛び、街を闊歩した。それが父の自慢だった。晩年は時の住宅公団と立替問題で闘った。ある意味、昭和時代の戦士だったといってもよい。

そんな父が多臓器不全で身体の機能を停止した。その時の私はというと悲しいと言うよりは寧ろむなしかった。大きく息を吐いて上を見上げた。父の性格は短気だが優しい気遣いが出来き、誰でも受け入れ誰をも非難することはなかった人であった。

父が残したもの「博愛の精神」を私は肝に銘じておく。これからは妻子だけが心の支えだ。そのためにも父のような親父に私はなりたいと思う。

予科練の空 かかる同期の桜ありき (光人社NF文庫) [ 本間猛 ] 予科練青春記 十五歳、かく鍛えられり (光人社NF文庫) [ 綾部喬 ] [rakuten:prettyw:10008845:image]